【ABARTH】ブレーキパッド、何使っている?【アバルト】
2024.06.13
欧州車のブレーキに対する考え方は昔から一貫していて、パッドとローターがしっかり仕事(≒消耗)することで制動する。もちろんこれはブレーキの本懐ではあるけど、ブレーキダストが大量に発生してホイールを存分に汚してくれるのもまた事実。
一方、日本車とアメ車ではこのような姿はあまり見られない。日本人は世界一の洗車好き民族と言われるが、その嗜好はユーザーニーズとして日本車の設計にも反映され、ブレーキダストの発生を最小限に抑えながら制動力を発揮するブレーキシステムの開発に邁進してきた。
アバルト595も欧州車の例に漏れず、ノーマルではブレーキダストの発生が少なくない部類に入る。楽しく走らせるほどホイールには汚れが堆積し、ドライブを楽しんだ分だけ洗車に費やす時間は増していくだろう。しかし欧州車乗りはすべからくこうしたブレーキダスト問題に直面し、その解決方法を探ってきた。
もっとも効果的な手法は、ブレーキパッドとブレーキローターディスクを丸ごと交換してしまうことだ。ただし、ブレーキローターディスクまで交換すれば工費・パーツ代ともに跳ね上がるのが常であり、よほどのスポーツカー好きやサーキットユーザー、カーフリークでなければ手を出さない。そこで最小の労力で最大の効果を上げるのが、ブレーキパッドのみを交換するメニューだろう。
もちろん、ブレーキシステムの仕組みを考えれば、パッドとローターディスクの素材的な相性も設計段階から計算されているわけだから、交換するなら同時が望ましいのは確かだ。摩材の種類や混合比によってブレーキ性能は千変万化に変化するし、パッドとローターディスクのシナジー効果も期待できる。
ここでTEZZOがリリースしている、アバルト595専用設計を施した低ダストブレーキパッド「低ダストブレーキパッド Bre’c TEZZO BRAKE system」を見てみよう。一連の低ダストブレーキパッドは、TEZZOにおいて「クリーンスポーツ」と呼ばれており、発売以来圧倒的な支持を得てきた人気製品。
この製品は、車種別に特注された摩材を独自の配合で組み合わせ、純正のブレーキパッドでは顕著だったブレーキダスト汚れを劇的に抑制することに成功している。低ダストタイプのブレーキパッドで有りがちな制動性能の低下やブレーキ鳴きの発生とも縁遠く、さらにドライバーの意図通りのリニアなブレーキタッチを実現するなど、スポーツ性能も助長している。
ちなみに「低ダストブレーキパッド Bre’c TEZZO BRAKE system」は、ストリートユースを念頭に開発している。安定性を高めてコントロール性能を底上げし、制動距離を短縮しつつ耐熱性能と摩擦係数のバランスを絶妙にセット。スポーツ走行でも過不足無いパフォーマンスを発揮するが、よりサーキットでの戦闘力を求めるなら「スポーツ走行用ブレーキパッド TEZZO BD System PAD Breake force Distribution system」という選択肢もアリだ。
「キレイなホイールの状態を長時間保たせたい」という見た目重視派はもちろん、アバルト595が本来もつスポーツ性能を引き出すためのカスタムアイテムとしても、社外ブレーキパッドは手軽でオススメできる。コスパ重視なTEZZOのブレーキパッド、以下から詳細を確認してほしい。