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【EXHAUST】アバルト595のマフラーとは?【ABARTH 595】

2024.06.08

クルマにカスタムやチューニングを施すとき、昭和から平成にかけてもっとも効果的で人気のある手法はエキゾーストマフラーの交換だった。特にスポーツカーのチューニングでは定番メニューであり、社外マフラーメーカーは国内外を問わず巷に溢れかえっていた。

しかし、バブル経済の崩壊やリーマンショック他、不安定な経済情勢を契機としてクルマのメインストリームは省燃費性能に特化したモデルに移り、IT革命がクルマを必要としないライフスタイルを助長するなど、クルマ趣味を楽しむ人口は若年層を中心に減少の一途をたどる。

結果、マフラーを含む自動車カスタムパーツのマーケットは縮小し、さらに追い打ちをかけるように厳しい排出ガス規制や騒音規制が相次ぐなど、もはやサードパーティ製マフラーは絶滅しても不思議ではない状況に陥った。事実、マフラー開発・製作から撤退したメーカーは数多い。

このような歴史を振り返ると、今現在も社外マフラーを開発・製作しているメーカーは激しい時代の淘汰に抗するだけの技術力を備え、そしてエンドユーザーから高い支持を得ていたことがわかる。相変わらず前置きが長くなって恐縮だが、つまりTEZZOのオリジナルパーツとは「そういうもの」なのだ。

TEZZOがリリースするオリジナルマフラーは車種専用設計で開発され、高品質のSUS304ステンレスを素材に用い、職人がハンドメイドで1本づつ製作しているのが共通する特徴。もちろん、ストリート用マフラーは排気音量を規制する「四輪車の加速走行騒音規制(R51-03)」をクリアしているので、装着したままでの車検も問題ない。

また、こだわりのアピアランスもセールスポイントのひとつだ。音質や音量といったパフォーマンスだけでなく、装着時の「見た目」も劇的なアップグレードを企図し、外向きカールのアウターパイプや凸型タイコ後端処理などを伝統的に採用するほか、車種に合わせた最適なデザインを提供する。

アバルト595用はグレードやトランスミッション別に設定。ラインナップは、アバルト595 コンペティツィオーネ MT 180PSアバルト595 コンペティツィオーネ MTA(5AT 180PS)アバルト595 ツーリズモ MTA(5AT 165PS) を揃える。

左右2本出しとなるアピアランスは、アバルト595のリアバンパーの切り欠きいっぱいに収まるφ120mmの大径エンドが目を惹く。二重管を溶接して隙間を埋め滑らかに仕上げるという手間のかかったディティールにも注目したい。

肝心のサウンドは、アイドリング時は控えめな音量ながらも回転数に応じて中低音を強調した心地よい音質を実現するようにチューニング。排気効率と消音性を両立するTEZZOお得意の「デュアルストレート構造」により、スポーツドライブを担保するのはもちろん、レコードモンツァよりも音量は抑え気味に設計された。

サーキットも楽しめるミニマムなスポーツカー、アバルト595シリーズ。その実力をさらに引き立てるカスタムとして「TEZZO lxy スポーツマフラー」への交換はオススメのメニューだ。もちろん、アバルト595用としてはおそらく世界最大径のド迫力なマフラーエンドが演出するリアスタイルや、他のアバルト595とは一線を画するエキゾーストノートも魅力だろう。

TEZZO BASEには「TEZZO lxy スポーツマフラー」を装着したアバルト595のデモカーが用意されている。実際のサウンドが気になった方は、是非TB RACE & SERVICEまでご一報を。



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