当たり前な事に感謝… アルファロメオ159スポーツワゴン 3.2L ウィンドウレギュレーター交換
2016.04.28
こんにちは!T.BASEメカニックの遠藤です。
突然ですが皆様、運転席や他のドア内側にも取り付けてあるこのスイッチが何か分かりますか??
実はこのスイッチ…
上げたり下げたりするとそれに伴って、対応するドアの窓も上下するスイッチなんです!!
…そんな当たり前のこと知ってますよね、すみません。
しかし!
換気したいときはスイッチを押せば窓が開き
雨の日や寒い日はスイッチを引けば窓が閉まる。
そんな当たり前のことでも、とってもありがたいことなんです!
先日、右後ろの窓が下がらなくなったとの事でコチラのアルファロメオ159スポーツワゴンが入庫されました。
ためしに私が右後ろの窓を動かす「例のスイッチ」を押してみると…
「ウィ~~~~~ン」
よしよし、モーターは動いているな。
しかし窓が微動だにしない…
それと同時に
「ガシャガシャ」と不穏な音が。
結果から申しますとウィンドウレギュレーターと言う部品が壊れていました。
アルファロメオやフィアットではよくある故障なんです。
159スポーツワゴンの場合、リアウィンドウは左側にある樹脂パーツが窓にはまって
その樹脂パーツをワイヤーで引っ張ることで
シルバーのレールに沿って上下に移動するのですが
その樹脂パーツが経年劣化により壊れてしまうことがあります。
走行中にその部分が壊れ、運転席の窓が落ちてドアの中で割れてしまったと言う事例も過去にはありました。
今回の場合は、樹脂パーツにワイヤーが接続される部分が壊れてしまっていたのと
窓との接続部分が割れてしまっていて、レギュレーターだけがフリーで動いてしまっていました。
159は、窓枠にあるセンサーで窓の上死点、下死点や中間位置を把握しています。
樹脂パーツが窓から外れている為、窓は上死点位置から動かず
レギュレーターはなんとか窓を下げようと、己の限界よりも下へ下へと動いていたわけです…
そんな限界を超えてしまった樹脂パーツは、私が取り外した途端力尽きたように
ポロっと落ちてきました…南無…(笑)
モーターは問題なく動いていましたので、モーター以外をアッセンブリーで新品交換し
バッチリ窓が動くことを確認してご納車です!
窓が当たり前のように動くってすばらしいことですね…(しみじみ)
フィアット・アルファロメオのパワーウィンドウレギュレーターは、ガラスをやっつけてしまわぬよう窓との接続部が樹脂パーツの物がほとんどになります。
壊れる前に…と定期的に交換する部品ではありませんが、ひとたび壊れると結構不便です!
今回、アルファロメオ159スポーツワゴン の右リアパワーウィンドウレギュレーターのご交換で
部品代 :\18600
交換工賃:\10000
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\28600(税別)
工賃や部品代など、車両により異なりますので詳しくはT.BASEまでお問合せ下さい♪
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