ブレーキフルードの役割・交換時期って…?
2017.02.06
こんにちは!T.BASEメカニックの遠藤です。
本日は、ブレーキの縁の下の力持ち「ブレーキフルード」についてご説明させていただきたいと思います!
ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏み込んだ際に発生した踏力を 油圧としてブレーキキャリパーへ伝えているオイルです。
ブレーキペダルを踏むと、そのピストン運動がブレーキラインに充填されているブレーキフルードのへ伝わり、油圧が上がります。
ブレーキラインは密閉されているため、油圧がそのままブレーキキャリパーのピストンに掛かり
そのピストンが押されることによってブレーキパッドをブレーキローターへ押し付けています。
ブレーキフルードは吸湿性が高く、水分を吸収しやすいため、劣化をすると水分を多く含んでしまいます。
そうすると、ブレーキフルード自体の沸点が下がることにより、「ベーパロック現象」を引き起こしやすくなります。
「ベーパロック現象」とは、ブレーキフルードがブレーキパッドからの伝熱により高温になり
ブレーキフルードが沸騰してしまうことにより、本来はブレーキフルードで密閉されたブレーキラインに気泡が入り
ブレーキペダルに発生した踏力を、油圧としてブレーキキャリパーへ十分に伝えることができなくなるため、制動力が著しく低下し、最悪の場合ブレーキが効かなくなってしまうことがございます。
ブレーキが効かないとなると、止まることが出来ないので非常に危険です!
定期交換時期の目安として、通常2年毎 車検と同時に交換をおすすめしております。
また、サーキット走行をされる方は、ブレーキフルードが高温になる機会も多い為、劣化も早く進みます。
そのため、サーキット走行の頻度や走行距離により、適切な交換時期をご提案させていただきます。
ブレーキフルードにも様々な種類があり、それによって沸点や吸湿性にも違いがございます。
特に、サーキット走行をされる方は沸点の高いブレーキフルードを使用する必要があります。
T.BASEでは、街乗り重視の方向け・サーキット走行される方向け、それぞれに適切なブレーキフルードをご提案させていただきます。
「前回交換した時期が分からない」
「もうすぐ車検を迎える」
「サーキット走行をよくする」
といった方におすすめです!
詳しい内容や作業予約など、お気軽に神奈川県横浜市のT.BASEサービスファクトリーまでお問合せ下さい!!>>>>>☆