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アルファロメオ ジュリア・クアドリフォリオ



●どんなコンセプトで行くべきか?

アルファロメオは“すべては勝利のために”という気高き精神を根幹として、グランプリを戦っていた時代は言うに及ばず、戦後、量産メーカーに転身した後もスポーティなブランドイメージを一貫して守り通してきた。

そのような崇高なるヒストリーをバックグラウンドとしているアルファロメオは、いつの時代にもドライバーを高揚させてきたが、最新のスポーツセダンである『ジュリア』も躍動感溢れるスタイルを採用し、駆って楽しいモデルとして、すでに数多くのクルマ好きを魅了している。

新生ジュリアは待望のFR(フロントエンジン/リアドライブ)である点がポイントで、再び後輪駆動となったことでよりスポーティなクルマとなり、ドイツ車勢に真っ向勝負を挑めるようになったのだ。

しかし、メルセデス・ベンツ CクラスやBMW 3シリーズといったドイツ車勢を意識しすぎてコンサバでプレミアムな方向にシフトしてしまった感もあり、これまでのアルファロメオほどのスポーティさが宿っていないともいえる。つまり、モディファイする余地がたくさん残されているのだ。

TEZZO CARSがジュリアをベースとしたコンプリートカーを製作するにあたり、まず考えたのが、乗る者、見る者を楽しい気持ちにさせるスポーティなイタリア車への回帰を目指すというものだった。

そこで“アルファロメオ・ルネッサンス”をメインテーマとし、古くからのアルフィスタが好むスポーツテイストとキャラクター性をさらに高めつつ、スポーティで華やかな雰囲気のジュリアを製作することにした。


●自動車趣味人の日常の足として最適なデイリースポーツ

レッドとブラックがイメージカラーとなる『ジュリア・スポーツ』のベースとなるのはジュリアのベーシックグレードだ。シリーズ唯一の4WD仕様であるジュリア ヴェローチェ(新型Q4 AWDシステムと8速オートマチックトランスミッションが組み合わされており、走りが豪快で、ある意味ドイツ車っぽさが強い)が、性能的にも価格的にもターゲットとなる。

仮想敵のジュリア ヴェローチェを全方位的に凌駕するために、スポーツマフラー、カーボンエアインテークシステム、DTT ECUチューン、4本出しマフラーなどを装備し、最高出力をノーマルのジュリア比で100psアップ。

足まわりは、全長調整式車高調サスペンションを装備することで30〜40mmダウンし、古くからのアルファロメオ・フリークにとって赤いジュリアといえば金色のホイールというイメージが強いこともあり、デモカーにはゴールドのプロドライブTEZZO仕様19インチ鍛造アルミホイールをチョイス。“ジャーマン・スポーツを意識しているのではなく、こっちは熱きイタリアン・スポーツ”ということを見る者に強くアピールする。

乗り味は、高速道路やワインディングロードでも気持ちよく走れるスポーティさを持ちながら、ラグジュアリーな乗り心地とのバランスを重視。がちがちの乗り味はTEZZOが嫌うところなのだ。

エクステリアでは、ジュリアのフラッグシップグレードであるクアドリフォリオも顔負けのリアスポイラーを採用し、性能面だけでなく、外観面でもジュリア ヴェローチェを凌駕することを予定している。

インテリアは、ブラックを基調とし、アクセントカラーのレッドを効果的に配することでスポーティさとラグジュアリーさを演出。独自の世界観を楽しめる。

価格面も、ジュリア ヴェローチェ(597万円)がライバルとなる。

車両本体価格ASK
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車両本体価格は装着パーツ代を含みます。

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